安心できるjcss校正の特徴を紹介

ものづくりにおいて最も重要な測定、建築や工業製品においては不具合や不良品ともなりかねないことから、少しのずれも許されない場合もあります。この測定できるものに対し、その計量器データの信頼性を確保するために国により制定されたのがjcss校正制度で、平成5年より導入されています。校正を正しく行う機関として認められた場合にjcssマークの入った認定証を発行しています。jcss認定登録事業者であれば基準となるものに間違いがないという証となり、正確な校正ができる機器を持っていること、また正確な校正を行う人材がいることの証明ともなります。あらゆる測定器の基準が保証されていることとなり、安全性や安心につながっています。国際的な証明にもなり、適合性が認められれば世界で通用するということとなり、大きなメリットを得られます。

jcss校正は国際取引において必須

jcss校正制度は、任意の制度であるため必ずしも受けなければならないというわけではありません。しかし信頼性においては大きな違いがあります。品質管理だけでなく、技術能力をも認定されることとなるためです。どれだけ自社の製品が良い性能をもっていても、信頼されなければ意味がありません。国際取引においては校正の証明を求めるのは通例のこととしています。測定項目には長さや重さなど24項目において基準を設けています。その項目ごとに認定登録がされているため、まずは認定を受けたい計量器によって登録事業者を探してみましょう。規定に適合すれば、校正証明書が発行され、自社製品に信頼の証としてのシンボルマークを使うことが可能となります。つまり国際基準に準拠していることをアピールできるので、その必要性は高まっています。

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計測のトレーサビリティを説明する際に、よくたとえられているお話、「ザンジバル島の時計」にあるように、島の中では時計屋さんと元船長さんがお互いの時間に合わせている為ズレは生じないですが、これを繰り返すうちにズレが生じてきます。でも誰もその時刻が正確であると確認することはできません。島以外の人とのトレーサビリティがとれてはじめて正確であると言い切れるのです。トレーサビリティの証明こそが測量の世界では重要で、第三者による証明が必須です。ぜひjcss校正を受けてください。jcss校正における登録・認定事業者の検索はホームページから簡単にできます。長さや温度、光、角度といった24もの区分の中から認定を受けたい分野を選択し、都道府県を選んで検索すれば、お近くの認定事業者が出てきます。認定センターへの必要書類や審査を受ける方法なども掲載されています。